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中国の艦艇  習近平「 耳も聞こえず、目も見えず」と批判?

2015年09月07日
中国の艦艇  習近平「 耳も聞こえず、目も見えず」と批判?

洗面器などで甲板の上の水を汲み出している兵士たち(ネット写真)

 
 
 

【新唐人2015年09月08日ニュース】

3日、北京で行われた軍事パレードで、中国当局は最先端武器を世界に誇示しましたが、軍の情報筋は、これらの最先端武器は果たして実戦に臨めるのか懸念しています。習近平国家主席自身も海軍に対し「耳も聞こえず、目も見えず」と批判したそうです。

 

中国語ニュースサイト・博訊新聞網に暴露した情報によると、中国当局はここ数年尖閣諸島や南シナ海の領有権をめぐる周辺国との争いがあるから、軍需品生産に力を入れ、次々と新型ミサイル駆逐艦やフリゲート艦を生産し、1000トン以上の艦艇だけでも100隻近くあるそうです。

 

2012年より、中国海軍の艦艇生産量は世界最大級を誇り、「1年に一つ艦隊を装備し、一つ進水させ、一つ着工する」と言われています。

 

しかし、これらの艦艇には問題点が非常に多いようです。例えば、新型ミサイル駆逐艦は高度な早期警戒レーダー・システムを完備していると言われていますが、それを起動させると、艦艇内信号が互いに影響しあい、インターホンさえ使えなくなります。新しい艦艇は船室に(たった1室でも)水漏れが起こると沈没する危険にさらされるそうです。さらに、施工不良の艦艇は、甲板を高速機関銃で銃撃されると、沈没するそうです。

 

また、演習に参加した新艦艇が、台湾海峡の「海峡中間線」迄きたところ、艦艇の動力が弱くなり、続航できなくなりました。そこで艦艇の燃料を漁民に売り、「 海峡中間線まで到達したが、故障したため、救援を求める」と偽りの報告をしたそうです。その後、艦艇長と政治委員はこの件で免職されたそうです。

 

習近平国家主席は軍隊のトップ会議で軍の腐敗に対し厳しく批判し、特に軍隊の情報感知力の低さと戦場での即時の情報キャッチ不足を指摘し、「見る力も、判別力もなし、水底での早期警戒力も弱い」と述べ、「高度な戦闘力を持つ相手(米軍)と比べ、我々は『耳も聞こえず、目も見えず』なのに、これで勝てるのか」と批判したそうです。

 

2014年末、中国海軍3大艦隊は西太平洋で史上最大規模の軍事演習訓練を行い、新型ミサイル駆逐艦「鄭州艦」船室の扉が荒波で開きそうになり、兵士二人が体でそれを塞き止めようとした時、甲板にふき飛ばされ、1人が重傷を負いました。「鄭州艦」は2013年末に就役した「中国版イージス艦」とも称される新型ミサイル駆逐艦です。

同艦にいた士官は「当時の状況はとても緊急で、我々は水を塞ぎ止めながら、訓練を続けました。木の板で塞ぎ止めた後、小さい桶や洗面器などで甲板の上の水を汲み出しました」と述べています。

 

士官の話は、ネットユーザーらの嘲笑を買い、様々なコメントが寄せられました。

「もし実戦になったら、相手から攻撃される前に、自ら先に沈没するのではないか」

「最大級の施工不良の製品を見つけた。このような屑物で国を守れるのか?」

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/09/05/a1221869.html(中国語)

(翻訳/吉田)

 
 
 
 
 

 

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